住友電工、スコットランドにケーブル工場を建設へ
日本企業、ハイランドの新施設から洋上風力発電所に供給へ
住友電気工業は、英国スコットランドに電力ケーブル工場を建設する計画を明らかにした。
同社は、この地域で高まる高級電線の需要を取り込むため、スコットランド高地に工場を設立することを決定したと述べた。
再生可能エネルギーと連系線が電力ケーブルの需要を押し上げており、英国は多数の洋上風力発電プロジェクトを計画しているため、英国は電力ケーブルにとって最大の市場の一つになると予想されている、と同団体は付け加えた。
2019年、住友電工は英国-ベルギー間連系線(NEMO Link)向けに高電圧直流(HVDC)架橋ポリエチレン絶縁(XLPE)海底ケーブルシステムを納入し、無事に敷設を完了しました。
住友電工によると、400kV HVDC XLPE電線は現在でも商業運転において業界最高の電圧である。
これにより、住友電工は英国とアイルランドを結ぶプロジェクト(Greenlink Interconnector)やドイツのプロジェクト(Corridor A-Nord)など、世界市場で複数の契約を獲得しました。
住友電工の井上治社長兼最高執行責任者(COO)は「内閣官房と協力してスコットランドに最先端の海底ケーブル工場を建設できることをうれしく思う」と述べた。
「住友電工は、100年にわたる海底ケーブル製造の歴史、確かな実績、高い品質基準を持つ業界の技術リーダーです。
「住友電工はグリーン社会の発展に必要な技術を有しており、この地域における将来の洋上風力発電および連系線プロジェクトにおいて、スコットランドおよび英国政府およびその他の関係者と協力していきます。」
スコットランド内閣福祉経済・公正労働・エネルギー担当大臣ニール・グレイ氏は、「住友電工がスコットランドに来ることを大変嬉しく思います。
「この重要な発表は、ネット・ゼロ経済に対する当社のビジョンに対する投資家の信頼の強さを示しています。
「スコットランド政府、スコットランド開発インターナショナル、ハイランズ・アンド・アイランズ・エンタープライズは、この重要なパートナーシップを促進し、世界的な再生可能エネルギー革命がもたらす機会を切り開くために、今後も住友電工と緊密に協力していきます。」